「ゆるマクロビオティック講座」でお話してきちゃいました。
11/1になんとあろうことか、とある講座で講師として話をしてきてしまいました。講座とは宮城野区にある市民センターの、 市民が企画するマクロビオティック講座で、マクロビとはなんたるかの話のあと、実際に玄米を炊き、車麩のフライと切干大根の煮物をつくるという段取り。 自然食品店の看板の手前、マクロビを知らないとは申せません。ただ当方自慢じゃありませんが正式なマクロビの講習を受けた事もなく、 ましてや料理を習ったこともありません。単に門前の小僧程度の知識があるのみ。そこで料理実技をうちのお客さんでもある、元マクロビレストランの オーナーシェフにお願いし、私が前振りで話をするということでご了解をいただきました。さらに講座タイトルに「ゆる」をつけて「ゆるマクロビオティック講座」 としていただき、少しはお茶を濁せるよう手を打ちました。とはいえ仮にも人前で話をするからにはそうそういい加減なことも申せません。2晩朝までかかって 調べ物をし模造紙5枚にまとめ上げました。
さて当日、ふたを開けてみれば結構玄米を食べたことのある方ばかり。小さなお子さんがおられる若いママさん対象だったのですが、ご実家では玄米を食べてたとか ご主人がいらっしゃらないときは玄米にするなど実に頼もしい。また参加料が500円(託児は別に300円)という安さも歓迎されたのでしょう。 受講された方にきいてみますと、町なかのマクロビ教室なら受講料だけで4000円とか普通にするし、さらに子供を預けたりすることを考えたらとても参加できなかったと。 つまり参加された方の意識は相当程度高かったということです。それに対してこちらは「なんたるか」に重きを置いて喋ったので、聴きたかったこととはズレがあったのでしょう、 さらりと聞き流されてしまいました。その分実技に移ったとたん目が輝いてました。野菜の切り方から始まって、煮つけ方、味の付け方など、さすがは元レストランの オーナーシェフ。やはりお願いして大正解でした。
今回まず驚いたのは、お若い方でも玄米に対する抵抗感が少ないということ。昔はお子さんがアトピーだからとかいうのが玄米食を始める一番の理由だったのですが、 今回お見受けした限り特にそんなふうには思えませんでした。ちゃんとおききした訳じゃないんで正確には分かりませんが。
理由はどうあれマクロビや玄米食に興味を持たれる(特にお若い)方がいらっしゃるということはとてもよい事だと思います。 このさき年を経るに従って家族が直面する体調不良を克服するために、食養生の考え方は必ず役立つと信じるからです。